事務所の構内LANを更新しました。ずっと1GbE環境だったのですが,思い切って10GbE環境に変更です。
法律書籍をPDFに変換して資料検索をしているのですが,1000ページ以上あるような書籍だと結構なデータサイズになってしまいます。大きいデータの閲覧や検索に時間がかからないようにするには,ネットワーク速度を上げるのが早道です。
PCIe拡張カードが使用できないパソコンには,USB3.0接続の5GbEのLANアダプタを使用しました。
サイズはそこまで大きくなく,USB3の差し込み口に挿して使えます。
ただ,ドライバーを最新版にしておくこと,ドライバーをインストールした後に設定を変更することがメーカーからも指示されているため,その設定は必須になります。
10GbEハブはIOデータの8ポートハブにしました。
A4よりも大きいサイズで,同じ8ポートの1GbEハブと比べると体積は4倍くらいあります。ファンもついていて冷却にも気を遣う必要があるので,設置場所に悩むかもしれません。
QNAPのNASには,10GbE拡張カードを導入しました。
拡張カードをインストールした際,記憶装置も追加しておきました。
QNA-UC5G1TからNASにアクセスしたところ,最大で400Mb/s超の速度が確認できました。
あまり速度がでないというレビューも見かけますが,このぐらいの速度が手軽に出るのであれば悪くないでしょう。
私が使っているデスクトップには拡張カードがつけられるので,拡張カードをインストールして10GbEで接続しています。
双方10GbEだと限界に近いところまで速度が出ます。
10GbE環境に変更する際にはLANケーブルの入れ替えが必要になることが多いと思います。CAT6Aケーブルにしなければなりませんが,ケーブルによっては非常に固くて取り回しが悪いものもあります。適度にやわらかいケーブルを使わないと,配線の際に苦労します。ただ,フラットケーブルは10GbE環境には向いていないようなので,避けておいたほうが無難かもしれません。